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2013年11月

有松絞り作家・竹田耕三さんを偲んで・・・・

 

 

 有松絞の作家でいらっしゃる竹田耕三さんが
 先日お亡くなりになりました。

 残念でたまらない気持ちが
 拭いきれないまま訃報に接してから
 日々が過ぎて行きます。
 耕三さんとは、名古屋で作品展を通じて、
 ご紹介頂き、その後、ジャンルが違うにもかかわらず、
 未熟な私に、何かの折に触れ、
 アドバイスをくださいました。

 職人と芸術家の双方の姿を
 お持ちの耕三さんの言葉はいつも深く、
 私の心に染み込んでいきました。
 畏れ多くも私の作品を知人や友人に、
 ご紹介頂きエールを送って下さったり、
 人前に出る機会が少しずつ増えてきた私に
 「先生と呼ばれるようになったら気をつけなさい」と
 忠告をして頂いたり、
 自筆の葉書にこだわりを持つ大切さを
 お教えいただいたりと、作家としての姿勢を
 一つ一つお教えいただいたのだと、
 今になってありがたく思います。
 お会いすると、どんな時も柔らかな微笑みを持って、
 接してくださり、心の緊張が解ける思いでした。
 いつも静かに熱い想いを持った方でした。

 お礼を述べても述べても足りないくらいの宝物をいっぱい頂きました。
 耕三さん、本当にありがとうございました。
 どうぞ安らかにお眠り下さい。
 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

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地球影

 

   今年最後の「旅彩物語」TV番組の取材してまいりました。

   地球に居ながら、宇宙を実感する、幻の風景「地球影」と

  「神々の国・日本」を感じた神楽を取材してきました。  

  感動のあまり涙が止まりませんでした。

   放送は12月2日の予定です。
                      

   是非お楽しみに!

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高知新聞連載11月20日(地球・美の幻風景) ~虹色の大地 ~ 

 

  高知新聞連載・水曜ミュージアム

    今回は虹色の大地です。
    この世の物とは思えないような美しい巨大な岩。
    虹色に輝く大地は平和へ向かう入口の様でした。

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 虹色の大地~   戦士たちの紋章

 

 

 

グランドサークル(米国)の中にある絶境中の絶境、「ザ・ウェーブ」。

入場制限されているその地を訪れるチャンスを得た私は、

46億年の大地の記憶を肌で感じながら、眩い光の中、

ただただ圧倒され続けていた。

 

覆いかぶさるような岩岩を掻き分け、

もはや想像を遥かに絶する地球の起源を

一歩ずつ踏みしめていた。

 

足元と遠方を交互に見詰めながら奥へと向かう途中、

私の心はこの岩の前でぴたりと止まった。

 

何層にも幾層にも重ねられ、

まるで自分たちの歴史を主張するかのように彩りを発していた。

陽光に煌き、それは虹と化して私を虜にした。

 

ネイティブ・インディアンの言い伝えの中に「虹の戦士」の物語がある。

 

〈やがて、白人たちの欲により、

 川には魚がいなくなり空の鳥たちは姿を消す。

 水は乾き、森は枯れる。

 もはや人類の生存すら危うくなるだろう。

 失われた大地の命を回復させるために選ばれた者たちよ、

 今こそ伝説や儀式を駆使し正しい行いを先頭に立って導くがよい。

 鍵を握るその者たちこそ「虹の戦士」と呼ばれるにふさわしい〉

 

私は長老から教えられた物語を思いだし、この岩に深い想いを寄せた。

 

アリゾナの強い光を一身に浴び、命を与えられたかのように輝いている。

レンズを通すとその輝きは一層映え、

使命を与えられた虹の戦士の化身のようだった。

 

突如として起こるスコールが過ぎ去ると、

乾いて砂漠化した地面に水たまりを残すことがある。

思いがけない“プレゼント”だ。

 

水鏡に映りこんだその姿からは

戦士たちのゆるぎない精神と愛情、覚悟と決心が伝わってくる。

宇宙につながる全ての糸を手繰り寄せながら、

私は岩の中の声を聞こうとした。

 

加速する自然破壊の中で失うものは大きい。

人の心さえ蝕んでゆく。

大地の命を守るために戦う戦士たちの姿を

カメラに収めると、輝かしい虹の紋章が私の心を奮い立たせた。

 

 

 

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